Premiere Proの自動文字起こしで使えるおすすめ便利機能5つ

自動文字起こしでつかるおすすめ便利機能記事アイキャッチ

どうも、YUです。

今回は、Premiere Proの自動文字起こしで使えるおすすめ便利機能を解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 自動文字起こしで使える便利機能を知りたい
  • キャプションの入力作業を効率化させたい

少しでも楽したい、効率を上げたい、自動文字起こしをもっと便利に使いたいと思っている方に、ぜひ見てもらいたい記事です。

もしかすると、悩みを解決できる機能が見つかるかもしれません。

自動文字起こし機能の使い方を知りたい方は、下記の記事を参照してください。

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目次

自動文字起こしの便利機能

使用するOSはWindosOS、Premiere Proのバージョンは24.0です。

自動文字起こしで使える便利な機能を5つ解説します。

バージョンによっては使えない機能や操作方法が変更されている可能性があります。

機能が使えない場合は、バージョンアップまたはダウンを試してみてください。

テキスト検索・置換

テキストを検索して、文字を置き換えることができる機能です。

一括ですべての文字を置き換えることもできます。

使い方

文字起こし欄またはキャプション欄の検索ボックスに文字を入力すると、入力した文字が強調表示されます。

文字起こし欄またはキャプション欄からテキスト検索

文字を置き換える場合は、次を置換 : の右隣にあるテキストボックスに変更したい文字を入力して、『置き換え』、『すべてを置換』ボタンのどちらかをクリックすると変更されます。

変更したい文字をテキストボックスに入力

文字が変換されていれば完了です。

テキストを置換

文字起こし欄で変更する場合は、検索と置き換えはできますが、一括で置き換えができません。

※私の環境だとすべてを置換ボタンはありますが、変更できませんでした。

キャプション欄で変更する場合は、検索、置き換え、一括で置き換えができます。

グラフィック欄の場合は、検索はできますが置き換えができません。

テキスト削除と動画カット&コピー

テキストを削除すると、連動してタイムラインにあるクリップを削除またはコピーできる機能です。

使い方

文字起こし欄の検索ボックスの右隣りにある、『インとアウトポイントを自動設定』アイコンを選択します

インとアウトポイントを自動設定を選択

削除したい文字をドラッグで範囲選択します。

削除したい文字をドラッグで範囲選択

文字をドラッグで範囲選択すると、タイムラインにインとアウトポイントが設定されてクリップの一部も選択されます。

タイムラインパネルのインのクリップで不要な部分も選択される

範囲選択された文字を右クリックすると、メニューが出てきます。

メニューから削除、カットを選択

『カット(抽出)』、『削除(リップル)』、『削除』のどれかを選択すると、範囲選択された文字が削除、分割されます。

範囲された文字を削除

選んだ方法によっては、タイムラインにあるクリップの状況も変化します。

クリックすることで詳細が確認できます。

カット(抽出)

タイムラインパネルの再生ヘッドに合わせて、カットしたクリップを張り付けることができます。

カット(抽出)の場合

文字起こし欄にも、張り付けたクリップが文字起こしされます。

タイムラインパネルに張り付けたクリップが文字起こしされる
削除(リップル)

削除されたクリップの空白がなくなります。

削除(リップル)の場合
削除

クリップを削除するのみで空白ができたままになります。

削除の場合

無音検知・削除

喋り始めや終わり、息継ぎなどの無音を自動的に検知して削除できる機能です。

使い方

文字起こし欄の検索ボックスの右隣りにある、『インとアウトポイントを自動設定』アイコンを選択しておきます。

インとアウトポイントを自動設定を選択

[]が無音の状態を表しています。

※Premiere Proでは一時停止と表記されています

[]をクリックすると無音状態の秒数が表示され、選択した状態でDeleteキーを押すことで無音を削除することができます。

無音アイコンを選択

[]が表示されていない場合は、テキストパネルの文字起こし欄右下にある、[]をクリックすることで表示できます。

一時停止マークをクリックして表示

[]をクリックすると、タイムラインパネルにあるクリップの無音部分も選択されます。

タイムラインパネルにあるクリップの無音部分が選択される

文章の間の[]を削除すると、文字起こし欄の文章が分割されます。

文字起こし欄の文章が分割される

同じくタイムラインパネルのクリップも無音部分が削除されて、空白を開けずに分割されます。

タイムラインにあるクリップの無音部分を削除して、空白なく分割される

スピーカー(話者)検知・変更・編集

声質を判別してスピーカーを区別する機能です。

使い方

スピーカーを区別するための設定を環境設定から行います。

文字起こしの『自動文字起こし』欄にある、スピーカーのラベル付け:を『はい、スピーカーを区別します』に設定します

文字起こしをすると、自動的にスピーカーを区別してくれるようになります。

環境設定からスピーカー区別の設定

このままだと、スピーカーの名前変更や追加などの設定ができないため、左上の『3点リーダー』をクリックしてメニューを開き、『静的な文字起こしを生成』を選択します

メニューから静的な文字起こしを生成を選択

静的な文字起こしを生成ウィンドウが開きます。

静的な文字起こしを生成ウィンドウ

変更する箇所は、オーディオ分析欄のみです。

トラック上のオーディオを設定するのですが、基本的には『ミックス』を選択すれば大丈夫です。

オーディオ1はタイムラインパネルにあるオーディオ1があるために表示されています。

タイムラインパネルに素材が多くあれば、オーディオ2、3なども表示されます。

対象オーディオを選択

生成終了後、スピーカー名の左に『3点リーダー』が表示されます。

生成終了後にスピーカー名の横に3点リーダーが表示される

『3点リーダー』をクリックするとメニュが表示されて、スピーカー名を変更、編集できます。

メニューから変更

『スピーカー名を編集』を選択すると、スピーカーを編集ウィンドウが出てきます。

スピーカー名を編集したり、追加することができます。

変更、追加をしたら『保存』ボタンを押して完了です。

スピーカーを編集ウィンドウ

現在、キャプションを生成するとスピーカーごとに分割さません。

主な使い方は、スピーカーごとに分かれているので、範囲選択でインとアウトポイントを設定する機能を使い、キャプションクリップの長さを調整したりなどに活用できます。

Beta機能:フィラー(繋ぎ言葉)検知・削除

現在、Premiere ProのBeta版(24.1)には、『あのー』、『えーと』といったようなフィラーを自動的に検知して、削除する機能があります。

日本語のフィラーは、検知精度がまだ低いのであまり使えません。

正式版に搭載されたら解説します。


以上で、解説を終了します。

まとめ

Premiere Proの自動文字起こしで使えるおすすめの便利機能を解説しました。

最後に、今回のおさらいです。

自動文字起こしで使えるおすすめ便利機能
  • テキスト検索・置換
  • テキスト削除と動画カット&コピー
  • 無音検知・削除
  • スピーカー(話者)検知・変更・編集
  • Beta機能:フィラー(繋ぎ言葉)検知・削除

テキストの検索や置き換え、無音検知はかなり使う機能です。

自動文字起こし機能の使い勝手はどんどん良くなり、新機能も増えています。

自動文字起こしが慣れてきたら、便利機能もどんどん使っていきましょう。

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