【2023年版】Premiere Pro初心者向けの基本的な使い方
どうも、YUです。
今回は、初心者向けPremiere Proの基本的な使い方をわかりやすく解説します。
- Premiere Proを使い方を学びたい
Premiere Proは、初心者からプロの方まで幅広く使われているソフトで機能も多いため難しく感じる方が多いと思います。
この記事では、Premiere Proの基本的な使い方を画像を使用しながら、動画制作の手順に沿って解説していきます。
Premiere Proのパネルやワークスペース、環境設定を学ぶと理解が深まります。
以下の記事もご参照してください。
Premiere Proの基本的な使い方
Premiere Proの基本的な使い方を、動画制作の手順に沿っておおまかに4つのステップ分けて解説します。
新規プロジェクトの作成から、プロジェクトに動画素材を読み込ませるまでの解説です。
シーケンスの新規作成からシーケンスに動画素材を配置するまでの解説です。
動画素材のカット、テキスト、エフェクト・トランジションの追加までの解説です。
動画素材の書き出しを解説します。
動画編集の下準備
新規プロジェクトの作成を解説します。
ワークスペースや環境設定がまだの方は、動画制作効率化のために設定をしておきましょう。
新規プロジェクトの作成
新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトとは、動画編集をするためのファイルになります。
今回使用するバージョン23.5(22.3から)には、左上に|読み込み|編集|書き出し|というタブがあります。
読み込みタブを左クリックすると、素材を読み込むためのウィンドウに変わります。
動画素材の読み込み
バージョン22.3から仕様が変更になりました。
Premiere Proでサポートされているファイルの形式があります。
普段使っているファイル(MP4、MP3、AACなど)の形式はだいたい読み込むことができますが、読み込めないファイルもありますので、ここのリンクから動画素材のファイルが対応しているか確認をしましょう。
下記の画像のパネル順に解説していきます。
プロジェクトの名称は、日本語、アルファベット、数字、記号が使えます。
保存先は、自分の好きなフォルダに保存しましょう。
左側のローカル・デバイスから、動画素材が保存されているフォルダを選択します。
素材は、複数・種類別(動画、音声等)ファイル選択可能です。
後から変更できるので、基本的には何も設定しなくて大丈夫です。
特に「シーケンスを新規作成する」はオフ推奨です。
後で解説しますがシーケンスは設定項目が多く、自分の用途に合わせて設定したほうが良いからです。
現在選択されている動画素材を下の灰色エリアで確認できます。
読み込む素材が確認できたら、作成ボタンをクリックして次に進みます。
作成ボタンをクリックした後、初回起動の場合は下記の画像のような場面になっていると思います。
ワークスペースを「学習」から「編集」または「初期設定」に変更をおすすめします。
今回は「編集」で進めていきます。
ワークスペースの変更方法が分からない場合は、関連記事を参照してください。
動画を読み込む別の方法
クリックすると詳細が表示されます。
ファイル>読み込み>動画素材を選択
ファイルタブから読み込みを左クリックするとエクスプローラーが表示され、動画素材を選択するとプロジェクトパネルに追加されます
プロジェクトパネルに動画素材をドラッグ&ドロップ
エクスプローラーから動画素材を選択して、プロジェクトパネルにドラッグ&ドロップすると追加されます
シーケンスの設定と動画素材の配置
シーケンスの作成から読み込んだ動画素材をシーケンスに配置するまでを解説します。
この作業だけでも動画制作になります。
シーケンスの作成
基本的にはここからシーケンスを設定してください。
この方法でシーケンスを設定する理由は、自分の用途に合わせて詳細に設定できるためです。
読み込み設定時にシーケンスを設定すると、最初に選択した動画素材に合わせて設定されてしまいます。
AVCHD>1080p>AVCHD 1080p30を左クリックで選択
標準的な設定で、YouTubeなどに投稿する際におすすめです。
※60FPSの動画素材を使う場合で、60FPSの動画を投稿する場合は1080p60を選択してください。
シーケンス名は、日本語、アルファベット、数字、記号が使えます。
設定が完了したら、OKボタンを左クリックして次に進みます。
プログラムパネル、タイムラインパネルに設定したシーケンスを確認してください。
プリセット以外からシーケンスを詳細に設定したい
クリックすると詳細が表示されます
新規シーケンスの設定タブから設定
設定タブを左クリックすると、現在のシーケンスの詳細設定が出てきます。
用途に合わせて設定してください。
シーケンスを再設定したい
クリックすると詳細が表示されます
シーケンス設定をクリック
変更したいシーケンス右クリックして、メニューからシーケンス設定をクリックしてください。
シーケンスに動画素材を配置
動画素材を1つずつ選択するか、一括選択(CTRL+左クリックorドラッグで範囲選択)します。
選択された動画素材は背景がグレーになります。
動画素材を配置するとプログラムパネルにあるシーケンスに先頭の映像が表示されます。
※一括選択の場合は先頭にある動画素材が順番に配置されますが、途中に音ファイルがある場合は映像ファイルが飛んで配置されますのでご注意ください。
動画素材を編集
動画素材のカットやテキスト、エフェクト・トランジションを追加する方法を解説します。
動画制作で一番長くかかる作業になりますが、編集することでより魅力的な動画を制作できます。
動画編集をする前に
動画編集をする前にタイムラインパネルとツールバー操作について少し学びましょう。
タイムラインパネル
今回の記事で使う2つの機能を解説します。
各タブをクリックすると詳細が見れます
下と右にあるスクロールバーをタイムラインの移動だけではなく、拡大・縮小が可能です。
スクロールバーの左右にある〇をドラッグすることで、拡大・縮小ができます。
ツールバー
今回の記事で使う機能3つを解説します
各タブをクリックすると詳細が見れます
動画素材を選択する時に使います。
複数選択する場合は、SHIFTキーを押しながら左クリックorドラッグで範囲選択することで選択することができます。
ショートカットキーは「V」です
動画素材をカットして編集する
再生ヘッドを移動させで、プログラムモニターでカットしたい場所を探しておきましょう。
ツールバーからレーザーツール(ショートカットキー:C)を選択し、カットしたい場面のところで動画素材を左クリックすると、動画素材に切れ目が入ります。
ツールバーから選択ツール(ショートカットキー:T)を左クリックで選択し、カットした不要な動画素材を左クリックし選択すると白い枠が表示されます。
不要な動画素材を右クリックしてメニューから削除を選択するか、DELETEキーを押すことで削除できます。
各タブをクリックすると詳細が見れます
動画素材を選択してDELETEキーを押だけです。
動画素材を選択中は、半透明の紫色のバーをみて移動場所を決めてください。
動画素材の長さを編集する
カットせずに動画素材を長さを編集することができます。
動画素材の左端or右端を選択しドラッグして、編集したい時間のメモリまでマウスを持っていきクリックを離すことで長さを編集できます。
※長さを元に戻したい場合は逆の方向に同じ操作をすると戻ります。
動画にテキスト(テロップ・字幕)を追加する
バージョン23.0からレガシータイトルが廃止され、エッセンシャルグラフィックスに統合されました。
テキストツール(ショートカットキー:T)を選択し、プログラムモニターの好きな場所を左クリックすると赤い枠が表示されます。
テキストを打ち込むと赤い枠に文字が表示されます。
タイムラインパネルにも自動的に追加されます。
※表示する長さの変更は一つ前のステップで行った手順と同じ方法でできます。
エッセンシャルグラフィックスパネルから、テキストの色や大きさ、位置、背景の色、シャドウなどの編集を詳細に設定できます。
設定したテキストは、プログラムモニターに反映されますので随時確認しながら編集しましょう。
※ワークスペースが「編集」の場合、初期状態だとエッセンシャルグラフィックスがないので追加してください。追加方法が分からない場合は、関連記事を参照してください。
エフェクトコントロールパネルから編集したい場合
エフェクトコントロールパネルから編集
テキストはエッセンシャルグラフィックスパネルからだけでなく、エフェクトコントロールパネルからも編集できます。
※エフェクトコントロールパネルは主に、モーションなどのエフェクトを扱うパネルなので、テキストのみの編集はエッセンシャルグラフィックスパネルから編集することをおすすめします。
動画にエフェクト・トランジションを追加する
エフェクト・トランジションを適用する場合、操作手順が多いため下記画像の数字の順番に解説していきます。
①エフェクトパネルから適用したいエフェクトやトランジションを選択し、②タイムラインパネルにある動画素材にドラッグ&ドラップする。
適用されると③エフェクトコントロールパネルからエフェクト・トランジションの編集することができます。
こkでは、エフェクト・トランジションの適用時間や範囲など編集することができます。
エフェクト・トランジションが適用されている場合、再生すると反映された結果がプログラムモニターに表示されます。
エフェクト・トランジションを変更する場合はSTEP1からやり直し、調整したい場合はSTEP2からやり直してください。
適用したエフェクト・トランジションを削除したい場合
クリックすると詳細が表示されます
DELETEキーで削除
エフェクト・トランジションクリップを選択しDELETEキーを押すと削除できます。
メニューから削除
エフェクト・トランジションクリップを選択し右クリックでメニューを開き、消去を選択すると削除ができます。
動画を書き出す(エンコード)
動画を書き出しする方法(エンコード)を解説します。
初めて動画制作する方はわからないことが多いと思います。同じように設定すればYouTubeなどに適した動画ファイルを書き出せるようになります。
編集した動画を書き出す(エンコード)
Premiere Pro単体で書き出す方法とMediaEncoderで書き出す方法があります。
今回は、Premiere Pro単体で書き出す方法を解説します。
書き出し画面に行くには2種類の方法があります。
各タブをクリックすると詳細が見れます
ファイル名は、日本語、アルファベット、数字、記号が使えます。
YouTubeやTwitter、Instagramなど適切な動画ファイルにするため、プリセットを変更する。
今回は、YouTubeにフルHDで投稿できるように書き出します。
プリセットから高画質1080p HDを選択します。
4K動画を投稿したい場合は高画質2160 4Kを選択してください。
この設定であればYouTubeにも投稿できると思います。
※YouTubeやSNSアプリ専用の書き出しを行う場合は、その他プリセットに専用プリセットが備わっている可能性がありますので確認してください。
保存先は変更しなければ、プロジェクトファイルの保存先と同じ場所に保存されます。
保存先を変更する場合は、青い文字を左クリックするとエクスプローラーが出てくるので、フォルダを指定して保存先を変更してください
出力欄を確認し、良ければ書き出しボタンを左クリックします。
※その他の設定は特に変更する必要はありません。
※左の「ソース:文字(私の場合テストシーケンス)」の欄にYouTube、Twitterなど各媒体に動画をアップロードする機能がついていますが、投稿先のミスや不具合などを避けるために、各媒体のサイトやアプリからアップロードすることをおすすめします。
書き出しが始まるとエンコード中のウィンドウが出てきます。
書き出しが終了すると、青色のウィンドウに「ビデオの書き出しは成功しました」と保存先の詳細が表示され、完了になります。
書き出し終了後は、保存先のフォルダーから完成した動画を確認しましょう。
専用プリセットをテンプレートに表示させる方法・カスタムプリセットを保存する方法
Premiere Proには各動画投稿サイトやSNSアプリ用にカスタマイズされたプリセットが存在しますが、初期設定では表示されていません。
さらに、自分でカスタムプリセットを設定して保存する方法も分かりにくいです。
ここでは、専用プリセットをテンプレートに表示させる方法と、自分で書き出し方法を設定してカスタムプリセットに保存する方法を解説します。
専用プリセットをテンプレートに表示させる方法
その他プリセットを左クリックします。
プリセットマネージャーウィンドウが出てきます。
検索欄に投稿したい動画サイトやアプリなどを検索すると、適したプリセットが出てきます。
プリセットをテンプレートに表示させるには、プリセット名の右にある星の枠を左クリックし、星全体に色がついたらテンプレートに表示されます。
そのまま書き出しする場合は適用したいプリセットを左クリックで選択して、左下にある書き出しボタンを左クリックします。
テンプレートの表示のみの場合はOKボタンを左クリックします。
下記の画像のようにテンプレート欄にプリセットが表示されていたら完了です。
カスタムプリセットを保存する方法
プリセット欄またはプリセットマネージャーウィンドウから目的の設定に最も近いプリセットを選択します。
必要に応じて、下の形式、ビデオ、オーディオなどの詳細なプリセット設定を編集します。
ビデオやオーディオ欄など右側にあるレバースイッチをオン・オフすると、音声のみになったり、映像のみの動画にすることができます。
ビデオやオーディオ欄などを左クリックすると、各設定欄が表示され詳細に動画のエンコード設定を編集できます。
設定が完了したら、プリセット欄の右にある3点リーダーを左クリックし、メニューからプリセットの保存を左クリックしてください。
プリセットを保存ウィンドウが出てきたら、プリセット名を設定しOKボタンを左クリックします。
プリセットマネージャーウィンドウのカスタムプリセット欄に設定したプリセットが保存されていれば完了です。
以上で動画の下準備から動画の書き出しまでの解説です。
まとめ
Premiere Proの基本的な使い方をわかりやすく解説しました
最後に、今回のおさらいです。
- 動画の下準備
- シーケンスの設定と動画素材の配置
- 動画素材の編集
- 動画の書き出し
大きく分けて4つになりますが、動画をつなげたり、音楽を流すだけでも動画制作になります。
動画制作は地味な作業、細かい作業が多くなりますが、時間をかければより魅力的な動画にすることができます。
1つずつできることを増やして、最高の動画を作り上げましょう。
長くなってしまいましたが、最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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