【After Effects】高速プレビューを活用して快適に映像編集しよう
どうも、YUです。
今回はAfter Effectsに搭載されている高速プレビューについての解説です。
- After Effectsのプレビュー再生が重い
プレビュー再生が重くて困っている方はぜひこの記事を見てください。
After Effectsは、3Dやエフェクトを多用するとプレビューが重くなることがあります。
高速プレビューは、プレビューの解像度を下げて軽くしてくれるのでおすすめです。
それではやっていきましょう。
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高速プレビュー
プレビューの画質を変更することでプレビューを軽くする機能です。
最終レンダリングには影響がなく、プレビュー再生のみに適用されるので処理が重い作業に役立ちます。
コンポジションのサイズが大きかったり、重いエフェクトやアニメーションを多用している時に使ってみましょう。
高速プレビューの使い方
コンポジションのツールバーにあるをクリックして、高速プレビューのメニューを開いてください。
『オフ(最終画質)』『適応解像度』『ワイヤーフレーム』の異なる3つのオプションから1つを選択することで適用できます。
高速プレビュー環境設定をクリックすると、環境設定のプレビュー項目が起動します。
オフ(最終画質)以外は、プレビュー再生するとコンポジションパネルの右上に選択した項目が表示されます。
※適応解像度はプレビューのレンダリングが重い場合のみ表示されます。
プレビューのパフォーマンスと画質への影響
『オフ(最終画質)』『適応解像度』『ワイヤーフレーム』を選択した時のプレビューの影響を確認していきます。
項目 | 詳細 |
---|---|
オフ(最終画質) | 最終レンダリングと同じ画質になります プレビュー再生は一番重いですが、高画質で表示されます |
適応解像度 | 解像度が動的に変化して、フレームレートが向上します プレビュー再生は軽くなりますが、画質が低下します |
ワイヤーフレーム | ワイヤーフレームで表示します プレビュー再生は一番軽いですが、詳細なレンダリングは表示されません |
オフ(最終画質)
デフォルトの状態です。
最終レンダリングと同じ画質なので、パフォーマンスとプレビューへの影響は変化ありません。
適応解像度
プレビューの解像度を動的に下げてをプレビューを軽くします。
フレームがキャッシュされていたり、スムーズに再生できる場合は解像度は下がりません。
適応解像度は1/2から1/16まであり、分母の数字が大きいほど解像度が下がりパフォーマンスが向上します。
※参考として適応解像度1/2と1/16の画像を掲載しておきます。
プレビューの解像度を1/2にして表示させます。
適応解像度は、環境設定のプレビューにある適用解像度の制限: をクリックして、数字を選択することで変更可能です。
ワイヤーフレーム
レイヤーを線のみで表示してプレビューを軽くします。
処理は一番軽くなりますが、レイヤーの状況が見えなくることに注意が必要です。
オブジェクトの動きや位置を把握したり、アニメーションの調整したい時などの特定の状況下で役立ちます。
以上で、解説を終わります。
まとめ
今回は、After Effectsに搭載されている高速プレビューについて解説しました。
最後に、今回のおさらいです。
After Effectsが使えるようになると、エフェクトやアニメーションが複雑になりプレビューが重くなりがちです。
高スペックなパソコンを持ってる方はいいですが、高くてなかなか買えないですよね。
そんな時は、高速プレビューを使ってプレビューを高速化して作業効率を上げていきましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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