【Blender】Blender Launcherを使って複数バージョンを管理しよう-Tools

Blender Launcherを使って複数バージョンを管理しよう記事のアイキャッチ

どうも、YUです。

今回は、Blender Launcherを使って複数バージョンを管理する方法を解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • Blender Launcherってなに?
  • Blenderを効率的に管理したい
  • 操作方法について知りたい

以上のような悩みを解決できる記事になっています。

Alpha・Beta版で新機能を試したり、アドオンやスクリプトの互換性から別バージョンを使ったりなど、Blenderのバージョン増えて管理するのが大変なっている方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、『Blender Launcher』を使ってみましょう。

Bledenrのインスト―ルや管理が楽になります。

記事の前半ではダウンロードとインストール方法、後半は使い方を解説していますので、ぜひ見ていってください。

では、やっていきましょう。

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目次

Blender Launcherとは

Blender Launcherは、Blenderのインストール、管理、起動などを簡単にできるツールです。

公式サイトから使いたいバージョンをわざわざ探してダウンロードする必要がなくなったり、Alpha・Beta版で新機能を試したいときに、かなり役に立ちます。

特定のバージョンしか使えないアドオン、スクリプト、プロジェクトがある場合、Blenderを切り替えるときによく使うので、インストールしておきましょう。

Blender launcherロゴ

ダウンロードとインストール

現在、Windows、Linux、Ubuntuで使用できます。

※macOSはサポートされていません。

ダウンロードからインストールは数分で終わりますので、早速やっていきましょう。

ダウンロード

以下のボタンをクリックして、公式サイト(GitHub)からダウンロードしてください。

サイトに移動したら下部にリンクがあるので、クリックしてzipファイル(Blender_Launcher_v2.1.24_〇〇〇_x64.zip)をダウンロードしましょう。

各OSによってダウンロードするファイルが違いますので、注意してください。

各OSごとにBlender Launcherをダウンロード

インストール

まずは、先ほどダウンロードしたBlender_Launcher_v2.1.24_〇〇〇_x64.zipを解凍ソフトで展開してください。

zipファイルを展開

展開したファイルのなかにBlender Launcher.exeがあるので、クリックして起動させます。

Blender Launcherを起動

起動すると、以下の画像のようなダイアログが出るので、Continueをクリックして進めましょう。

ダイアログが表示されたら、Continueをクリック

Select library Folderが表示されたら、フォルダを作成するか先ほどの展開したフォルダを選択して、保存先を設定してください。

Blenderの保存先を設定

以下の画面が表示されたら、インストール完了です。

Blender Launcher初期画面

先ほど保存先を設定したフォルダには、下の画像のように複数のフォルダーが追加されます。

後ほど、出てくるので覚えておきましょう。

保存先に複数のフォルダが追加

基本的な使い方

Blender Launcherのインストールやアンインストール、管理、起動する方法を解説します。

設定の変更はないので、だれでも簡単に管理が可能です。

Blenderをインストール

Blenderには、安定性や互換性があるStableや長期サポートされているLTS、新機能が使えるAlpha・Beta版があります。

使いたい種類によって、ダウンロードの場所が違うので使い方を見ていきましょう。

Stable・LTS版をダウンロードしたい場合は、左の一番上にあるStableと上の真ん中にあるDownloadsを選択してください。

最新バージョンから現在Blenderの公式で公開されている歴代バージョンが表示されます。

StableとDownloadsを選択

使いたいバージョンを選択して、Downloadをクリックするとダウンロードが開始されます。

Downloadをクリック

ダウンロード終了してインストールが完了すると、以下の画像のようにDownloadInstalledに変化します。

DownloadがInstalledに変化

左の一番上にあるStableと上の左側にあるLibraryを選択するとインストールしたBlenderが表示され、Launchをクリックすると起動する

Libraryにインストールしたblenderが表示
LTSとは

Blenderの旧バージョンにLTSというのがあります。

LST(Long Term Support )とは、長期サポートという意味で最低でも、2年間、仕様や互換性を維持しつつ、修正のみを行う特別なバージョンです。

バージョンの3つ目の数字が長い場合は、そのBlenderは長期的にサポートされており、安定して使えるBlenderになります。

互換性や安定性を維持したい場合は、LTSを選んでみましょう。

Blenderを削除

インストールしたBlenderを削除する方法は、Blender launcherまたは先ほど保存先を設定したフォルダから

インストールしたBlenderを削除するにはLibraryを選択して、削除したいblenderバージョンを右クリック

メニューからDelete From Driveをクリックすることで削除できます。

LibraryからBlenderを削除

便利な機能

Blender Launcherにはいくつか便利な機能が、この記事では『お気に入り機能』と『独自カスタマイズされたBlenderの追加機能』の2つの機能を解説します。

どちらも重要な機能なので、覚えておいて損はないです。

お気に入り機能

Blenderをたくさんインストールすると、Libraryに表示される数が多くなり、探しにくくなります。

そんな時は、お気に入り機能を使ってみましょう。

上の左側にあるUserを選択すると、左の一番上にFavoritesという項目が表示されますが、初回は『Nothing to show yet』と表示され、まだ何もない状態です。

初回のFavoritesの項目は、Nothing to show yetと表示

お気に入りに追加する方法は、まずLibraryに追加したBlenderを右クリックして、メニューからAdd to Favoritesをクリックしてください。

メニューからAdd to Favoritesをクリック

最後にFavoritesの項目に戻ると、以下の画像のようにお気に入り登録したBlenderが追加されます。

Favoritesの項目にお気に入り登録したBlenderが追加

独自カスタマイズされたBlenderの追加機能

Blenderには、企業やユーザーによってカスタマイズされたBlenderが存在しますが、それらもBlender Launcherで管理することが可能です。

上の左側にあるUserを選択すると、左の一番下にCustomという項目が表示されますが、初回は『Nothing to show yet』と表示され、まだ何もない状態です。

UserとCustomを選択

独自カスタマイズされたBlenderの追加機能する場合は、まず先ほど保存先を設定したフォルダにあるCustomフォルダをクリックしてください。

Customフォルダをクリック

次に、カスタマイズされたBlenderをCustomフォルダーにドラッグ&ドロップ(またはコピー&ペースト)しましょう。

カスタマイズされたBlenderをCustomフォルダーにドラッグ&ドロップ

最後にCustomの項目に戻ると、以下の画像のようにカスタマイズされたBlenderが追加されます。

Customの項目にカスタマイズされたBlenderが追加
参考

カスタマイズされたBlenderは以下のようなものがあります。

気になる方は、一度チェックしてみましょう。


以上で、解説を終わります。

まとめ

今回は、Blender Launcherを使って複数バージョンを管理する方法を解説しました。

Blender Launcherは、Blenderのインストール、管理、起動などを簡単にできるツールです。

公式サイトからわざわざ使いたいバージョンを探してダウンロードする必要がなくなったり、Alpha・Beta版で新機能を試したいときに、かなり役に立ちます。

モデリングやアニメーションなど直接的な作業効率アップにはつながりませんが、柔軟なBlender環境を整えて、快適な3DCGライフを送りましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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