【Premiere Pro】エッセンシャルグラフィックスの整列と変形の使い方

エッセンシャルグラフィックスパネルの整列と変形の使い方記事のアイキャッチ

どうも、YUです。

今回は、Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスの整列と変形について解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • エッセンシャルグラフィックスパネルにある整列と変形について詳しく知りたい

整列と変形は、エッセンシャルグラフィックスパネルでよく使う機能の1つです。

作業効率化を高めるためにも、しっかり学んでいきましょう。

エッセンシャルグラフィックスについて知らない方は、下記の記事を参照してください。

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目次

整列と変形

Premiere Proのバージョンは24.0を使用しています。

整列と変形は、テキストやシェイプレイヤーの整列や位置、アンカーポイント、スケール、回転、不透明を編集できる機能です。

  • 整列
  • アニメーションの位置を切り替え
  • アニメーションのアンカーポイントを切り替え
  • アニメーションのスケールを切り替え
  • アニメーションの回転を切り替え
  • アニメーションの不透明度を切り替え
エッセンシャルグラフィックスパネルの整列と変形

各機能ごとに下記の画像からどのように変化していくかを見ていきます。

変更前画像

①整列

整列は、テキストやシェイプレイヤーを中心または上下左右端に移動させる機能です。

レイヤーを選択して、各アイコンをクリックすることで移動させることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括で移動させることもできます。

整列機能
  • 左揃えアイコン左揃え:レイヤーを画面左端に移動させる
  • 右揃え右揃え:レイヤーを画面右端に移動させる
  • 上揃え上揃え:レイヤーを画面上端に移動させる
  • 下揃え下揃え:レイヤーを画面下端に移動させる
上下左右の揃え
  • 水平方向に中央揃え水平方向に中央揃え:レイヤーを画面中央縦のラインに移動させます
水平方向に中央揃え
  • 垂直方向に中央揃えアイコン水平方向に中央揃え:レイヤーを画面中央横のラインに移動させます
垂直方向に中央揃え

②アニメーションの位置を切り替え

アニメーションの位置を切り替えは、テキストやシェイプレイヤーの位置を切り替える機能です。

レイヤーを選択して、数字を入力または数字をホールドして左右に動かすことで位置を変えることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括で位置を変えることもできます。

位置の数値を変更した場合は、レイヤーは動きますがアンカーポイントの数値は変更されず、レイヤーの同じ位置に配置されたままになります。

位置切り替え機能

フルHD(1920:1080)を場合、(X.Y)に数値を入力したときの位置になります。

上左端は(0.0)、上右端(1920.0)、下左端(0.1080)、下右端は(1920.1080)になります。

位置切り替え変更時の位置

中央から上左端(0.0)にテキストを移動させると下記の画像のようになります。

アンカーポイントが中心点なので、テキストの一部が残っています。

左上端(0.0)に移動させた時のテキスト

③アニメーションのアンカーポイントを切り替え

アンカーポイントは、素材の中心点になります。

この点を中心に位置、スケール、回転などが変更されます。

テキストやシェイプレイヤーにあるがアンカーポイントになります。

アンカーポイントアイコン

アニメーションのアンカーポイントを切り替えは、テキストやシェイプレイヤーのアンカーポイントの位置を変更する機能です。

レイヤーを選択して、数字を入力または数字をホールドして左右に動かすことでアンカーポイントの位置を変えることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括でアンカーポイントの位置を変えることもできます。

初期の数値は(0.0)がデフォルトになります。

アンカーポイントの位置を切り替える機能

レイヤーのアンカーポイントを変更するときの位置グラフになります。

アンカーポイントの数値を変更を変更した場合は、レイヤーは動きますが位置の数値は変更されません。

レイヤーの下左端を(0.0)として、X軸にプラスの数値を入力すると右方向、マイナスの数値を入力すると左方向、Y軸にプラスの数値を入力すると下方向、マイナスの数値を入力すると上方向にアンカーポイントが移動します。

アンカーポイント変更時の位置グラフ

アンカーポイントを(500.120)に移動させると、テキストが動いているように見えますが、テキストのアンカーポイントが変更したのみで、位置の数値は変更されていません。

アンカーポイントをそのままでテキストを中心に変更すると、位置の数値が変更されます。

アンカーポイントを(500.120)に移動させた時のテキストレイヤー

④アニメーションのスケールを切り替え

アニメーションのスケールを切り替えは、テキストやシェイプレイヤーのスケールを変更する機能です。

レイヤーを選択して、数字を入力または数字をホールドして左右に動かすことでをスケールを変えることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括でスケールを変えることもできます。

初期の数値100%がデフォルトになります。

スケールを切り替える機能

スケールを100%から150%に変更すると、アンカーポイントを中心としてレイヤーのスケールが拡大します。

各タブをクリックすると詳細画像が表示されます

テキストレイヤーのスケール150%変更時

アンカーポイント(0.0)からスケールを変更すると、スケールが同じでもアンカーポイントを中心に拡大するため、テキストの見える位置が変わります。

各タブをクリックすると詳細画像が表示されます

テキストレイヤーのスケール150%変更時

縦と横のスケール比率を個別に変更したい場合は、数字と数字の間の(クリップ)マークをクリックすること、スケール比率のロックを解除できます。

ロックはアイコンが青色の状態で、解除は灰色で斜めの線が入った状態になります。

スケールのロック解除

アニメーションの回転を切り替え

アニメーションの回転を切り替えは、テキストやシェイプレイヤーを回転させる機能です。

レイヤーを選択して、数字を入力または数字をホールドして左右に動かすことで回転させることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括で回転させることもできます。

初期の数値は0がデフォルトになります。

回転を切り替える機能

回転の数値を45度に変更すると、アンカーポイントを中心としてレイヤーが回転します。

各タブをクリックすると詳細画像が表示されます

レイヤーの回転を45度に変更

アンカーポイント(0.0)から回転させると、回転の角度が同じでもテキストの見える位置が変わります。

各タブをクリックすると詳細画像が表示されます

レイヤーの回転を45度に変更

⑥アニメーションの不透明度を切り替え

不透明度は、素材の透明度を表しています。

不透明度100%は、透けておらず完全に不透明状態で、数字が下がるごとに透明になっていき、不透明度0%で完全な透明状態になります。

不透明度50%に変更

アニメーションの不透明度を切り替えは、テキストやシェイプレイヤーの不透明度を変更する機能です。

レイヤーを選択して、数字を入力または数字をホールドして左右に動かすことで不透明度を変えることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括で不透明度を変えることもできます。

初期の数値は100%がデフォルトになります。

不透明度100%は、透けておらず完全に不透明状態で、数字が下がるごとに透明になっていき、不透明度0%で完全な透明状態になります。

不透明度を切り替える機能

不透明度100%から50%に変更すると、白色のテキストが背景に交じり灰色になります。

後ろに画像や動画を挿入している場合は、透けて見えるようになります。

各タブをクリックすると詳細画像が表示されます

不透明度50%に変更

テキストのみだと分かりにくいと思うので、テキストの前面にあるシェイプレイヤーの不透明度を変更させて、どのようになるのかを見てみましょう。

各タブをクリックすると詳細画像が表示されます

シェイプイヤーの不透明度100%

シェイプレイヤーのみの変形機能

シェイプレイヤーを選択した場合のみ表示されるサイズや角丸のを変更できる機能があります。

※テキストレイヤーを選択した場合は非表示になります。

シェイプレイヤーを作成時に表示されるサイズの数値

レイヤーを選択して、数字を入力または数字をホールドして左右に動かすことでサイズの変更や角丸を変えることができます。

レイヤーを複数選択することで、一括で変更することもできます。

スケールの切り替えと違い、シェイプの高さや幅を細かく入力できたり、角丸の半径を変更することができます。

シェイプレイヤーのサイズや角を変更

以上で、解説を終了します。

まとめ

Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスパネルの整列と変形の使い方を解説しました。

最後に、今回のおさらいです。

整列と変形は、エッセンシャルグラフィックスパネルでよく使う機能の一つです。

整列と変形
  • 整列
  • アニメーションの位置を切り替え
  • アニメーションのアンカーポイントを切り替え
  • アニメーションのスケールを切り替え
  • アニメーションの回転を切り替え
  • アニメーションの不透明度を切り替え

作業効率アップの機能になりますので、ぜひ使えるようにしておきましょう。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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