【Premiere Pro】エッセンシャルグラフィックスのアピアランスの使い方
どうも、YUです。
今回は、Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスのアピアランスについて解説します。
- エッセンシャルグラフィックスパネルにあるアピアランスについて詳しく知りたい
アピアランスは、エッセンシャルグラフィックスパネルでよく使う機能の1つです。
作業効率を高めるためにも、しっかり学んでいきましょう。
この記事ではテキストレイヤーを使用して解説していきます。
基本的なエッセンシャルグラフィックスの使い方は、下記の記事を参照してください。
アピアランス
アピアランスは、テキストやシェイプレイヤーのカラーを変更したり、境界線(縁取り)やシャドウ(影)を追加したり、レイヤーのデザインを編集できる機能です。
- 塗り
- 境界線(縁取り)
- 背景
- シャドウ(影)
- テキストでマスク
以上の5つの機能を使うことができます。
基本的な操作方法
各機能の左端にあるチェックボックスに、チェックを入れることで有効化することができます。
チェックマークを外すことで機能を無効化することができます。
マスク以外の各機能には①色を変更する機能があります。
各機能の①色を変更する機能は、カラーピッカーを使って変更しますので使い方が分からない方は学んでおきましょう。
カラーピッカーの使い方は、下記の記事を参照してください。
色を変更する以外にも、②数値を入力したり、③ドロップダウンリストから選択して見た目を変える機能、④線やシャドウを複数追加する機能もあります。
自分の好みの見た目になるまで、いろいろな組み合わせを試してみましょう。
塗り
塗りは、テキストやシェイプレイヤーを任意のカラーに塗りつぶす機能です。
色の変更のみを行います。
①塗りの色
カラーピッカーを使うことで、任意の色に変更することができます。
スポイトの右にある色の表示が、現在指定されている色に変わります。
レイヤーにグラデーションをつけて、色を複数追加することもできます。
境界線(フチ取り)
境界線は、テキストやシェイプレイヤーに境界線(線)を追加する機能です。
色や幅、位置などを変更したり、境界線を複数追加することができます。
①境界線の色
カラーピッカーを使うことで、任意の色に変更することができます。
スポイトの右にある色の表示が、現在指定されている色に変わります。
境界線もグラデーションをつけることができます。
②境界線の幅
境界線の幅を変更することができます。
数値を上げると境界線の幅が大きくなります。
③境界線の位置
境界線の位置を、『外側』『内側』『中央』に変更することができます。
レイヤーの端から始まり、幅が大きくなるにつれて外に配置されます
塗りの後ろに線が表示されます。
④境界線の追加と削除
境界線を追加したり、削除することができます。
をクリックすることで境界線を追加、 をクリックすることで境界線を削除することができます。
追加した場合は、現在ある境界線欄の下に自動的に追加されます。
削除した場合は、一番下にある境界線欄から削除されます。
背景
背景は、テキストレイヤーに背景をつける機能です。
色や不透明度、サイズを変更したり、角を丸くすることができます。
①背景の色
背景の色をカラーピッカーを使うことで、任意の色に変更することができます。
背景の色はグラデーションすることができませんので覚えておきましょう。
もし、背景にグラデーションをつけたい場合は、シェイプレイヤーで背景を作成して塗りの色を変更してください。
②背景の不透明度
背景の不透明度を変更することができます。
数値が100で完全に不透明状態で、数字が下がるにつれて少しずつ透明になり、0で完全に透明状態になります。
③背景のサイズ
背景のサイズを変更することができます。
上下左右すべて大きくなるので背景のサイズをコントロールしたい場合は、シェイプレイヤーで背景を作成しましょう。
④背景の角丸の半径
背景の角を丸くすることができます。
数値を上げると角丸の半径が大きくなります。
シャドウ(影)
シャドウは、テキストやシェイプレイヤーにシャドウ(影)を追加する機能です。
色や不透明度、角度、距離、サイズ、ブラーを変更することができます。
①シャドウの色
シャドウの色をカラーピッカーを使うことで、任意の色に変更することができます。
スポイトの右にある色の表示が、現在指定されている色に変わります。
境界線もグラデーションをつけることができます。
②シャドウの不透明度
シャドウの不透明度を変更することができます。
数値が100で完全に不透明状態で、数字が下がるにつれて少しずつ透明になり、0で完全に透明状態になります。
③シャドウの角度
シャドウの角度を変更することができます。
角度は360°すべてに適用できます。
④シャドウの距離
シャドウの距離を変更することができます。
シャドウは距離の数値を上げていくとレイヤーから離れていき、角度によって離れる方向が変化します。
⑤シャドウのサイズ
シャドウのサイズを変更することができます。
シャドウはサイズの数値を上げていくとレイヤーからシャドウが広がっていき、角度によって広がる方向が変化します。
⑥シャドウのブラー
シャドウのブラーを変更することができます。
ブラーは、ぼかしの機能になります。
0にすると、シャドウがクッキリします。
⑦シャドウの追加と削除
シャドウを追加と削除することができます。
をクリックすることでシャドウを追加、 をクリックすることでシャドウを削除することができます。
追加した場合は、現在あるシャドウ欄の下に自動的に追加されます。
削除した場合は、一番下にあるシャドウ欄から削除されます。
テキストでマスク
テキストでマスクは、テキストやシェイプレイヤーの塗りを画像や動画にしたり、画像や動画にテキストやシェイプレイヤーの形に切り抜く機能です。
適用するためにはいくつか手順が必要になります。
『新規レイヤー』マークをクリックして、『ファイルから…』を選択します。
プロジェクトパネルにある素材をエッセンシャルグラフィックスパネルのレイヤー欄にドラッグ&ドロップすることでも読み込ませることができます。
エクスプローラーが開くので、ファイルを選択して『開く』ボタンクリックして読み込ませます。
テキストレイヤーの後ろに背景画像を配置出来たら完了です。
マスクを使用する場合は、レイヤーの順番に注意してください。
必ずテキスト・シェイプレイヤーを上にして、画像や動画素材を下に配置してください。
①テキストでマスク
テキストやシェイプレイヤーの塗りを画像や動画にすることができます。
②反転
画像や動画にテキストやシェイプレイヤーの形に切り抜くことができます。
③マスクのみ塗りつぶし
テキストやシェイプレイヤーの塗りのみを画像や動画にすることができます。
境界線や背景、シャドウはそのまま表示されます。
グラフィックプロパティ:線の種類
テロップを作成したときに境界線がギザギザしていたり、とがっていることがあると思います。
これらの問題は、線の結合や線端を変更することで解決することができます。
境界線の種類には『マイター結合』『ラウンド結合』『ベベル結合』の3つがあります。
さらに、パスで線を引いた時の種類も『線端なし』『丸型線端』『角型線端』の3つがあります。
『何が何だかわからない』『どれを選べばいいかわからない』人が多いと思うので、詳しく解説していきます。
変更方法
境界線の種類を変更する方法です。
エッセンシャルグラフィックスパネルのアピアランスの右端にある
マークをクリックします。グラフィックプロパティパネルから変更することができます。
線の結合と線端
線を変更する際に、線の結合と線端の2つを解説します。
線の結合
境界線の角の形を変更することができます。
『マイター結合』『ラウンド結合』『ベベル結合』
マイター結合は、角ばったようなフチになります。
マイター結合のみマイタ値が変更できます。
マイター値は、マイター結合がベベル結合になる前の長さの上限になります。
そのため、数値によってはベベル結合に変化し、一部はマイター結合のままにするといったようなことができます。
線端
ペンツールで線を引いた場合、結合していな線の端の形を変更することができます。
『線端なし』『丸型線端』『角型線端』
線端なしは、特に変化しません。
以上で、解説を終了します。
まとめ
Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスパネルのアピアランスの使い方を解説しました。
最後に、今回のおさらいです。
アピアランスは、エッセンシャルグラフィックスパネルでよく使う機能の一つです。
- 塗り
- 境界線(線)
- 背景
- シャドウ(影)
- テキストでマスク
アピアランスをマスターすることで、字幕やタイトルの作成で見た目を変更して豪華なサムネや見やすい字幕を作成することができます。
作業効率アップのにもなりますので、ぜひ使えるようにしておきましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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