【After Effects】第1回:無料プラグイン『ORB』の使い方を学びながら地球を作ろう – Video Copilot

無料プラグイン『ORB』の使い方を学びながら地球を作ろう記事のアイキャッチ

Video Copilot公式のORBチュートリアル動画を参考にしてしています。

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Video Copilot公式ORBチュートリアル動画

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どうも、YUです。

無料プラグイン『ORB』は、解説すると長くなるため4回に分けて掲載します。

第1回は、ORBプラグインを使って地球を作る方法と街の照明を追加する方法の解説です。

誰でも簡単にリアルな地球を作れるよう、なるべく操作回数を少なくして進めていきます。

『とりあえず作りたい!!』という方のために、各STEPの最初に操作方法を掲載しています。

プロパティやエフェクトの機能を詳しく知りたい方は、アコーディオンをクリックして内容を確認してください。※同記事内で解説したものは再度解説しませんのでご了承ください。

この記事はこんな人におすすめ
  • 無料プラグイン『ORB』の使い方を知りたい
  • 3Dモデリングなしで地球や惑星を作りたい

『BlenderやMayaのような3DCGソフトがないと作れない』『モデリングの知識がないから作れない』と思っている方必見です。

ORBを使えばモデリングの知識がなくても、テクスチャとライトだけで簡単にリアルな地球を作ることができます。

使い方はとても簡単なので、ぜひ使ってみてください。

それでは、早速やっていきましょう。

After Effectのバージョンは24.1、ORBのバージョンは1.0.3を使用しています。

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目次

ORBを使ってリアルな地球を作成しよう

ORBプラグインと地球テクスチャ数枚あれば簡単にできちゃいます。

STEP1:テクスチャを読み込む

ORB公式ページまたはFlashbackでダウンロードした地球のテクスチャーをAfter Effectsに読み込ませてください

After Effectsに地球のテクスチャを読み込む

まだダウンロードしていない方は、ORB公式ページまたはFlashbackからダウンロードしましょう。

After Effects に読み込んだ後、地球のテクスチャをタイムラインパネルにドラッグ&ドロップしてコンポジションに追加します。

作業の邪魔になるので左にあるをクリックして、読み込んだテクスチャを非表示にしておきましょう。

地球のテクスチャをタイムラインパネルにドラッグ&ドロップ

STEP2:コンポジション・カメラを作成

コンポジションを作成してください。

制作物に合わせて、適宜変更しましょう。

コンポジション変更後
プリセットHD・1920×1080・29.97fps
背景色ブラック
ORB用のコンポジションを作成

次にカメラを作成します。

今回、カメラは初期設定のまま進めました。

こちらも制作物に合わせて、適宜変更してしましょう。

カメラを追加するのは、view操作をやり易くするためなので無くても問題はありません。

カメラを追加

STEP3:地球を生成するための平面レイヤーを作成

地球を生成するための平面レイヤーを作成してください。

設定はコンポジションと同じにしておくのが無難です。

コンポジション変更後
幅×高さ1920×1080
背景色ブラック
平面レイヤー(地球)を追加

カメラ、平面レイヤー(地球)の順番にレイヤーを配置します。

今後、他のレイヤーはすべてカメラよりしたの階層に配置してください。

タイムラインパネルにカメラと平面レイヤー(地球)を配置

STEP4:ORBを適用

エフェクト&プリセットパネルからORBプラグインを検索して、平面レイヤー(地球)に適用してください。

エフェクト&プリセットからORBを検索
平面レイヤー(地球)にORBプラグインを適用

エフェクトコントロールパネルにORBプラグインが適用されていれば完了です。

エフェクトコントロールパネルにORBプラグインが追加

コンポジションパネルには真っ白な球体が生成されます。

この時にカメラの位置を変更して、球体を近づけておきましょう。

コンポジションパネルに球体が生成

STEP5:『Maps』にテクスチャを設定

エフェクトコントロールパネルでORBの『Maps』にある『Diffuse Layer』『Glossiness Layer』『Illumination Layer』『Bump Map Layer』に対応したテクスチャを設定、Use Normal Mapを入れてください。

ダウンロードしたテクスチャは、ソース名に同じ文字が入っているので分かりやすいです。

プロパティ変更後
Diffuse LayerEarth_Diffuse_6K.jpg
Glossiness LayerEarth_Glossiness_6K.jpg
Illumination LayerEarth_Illumination_6K.jpg
Bump LayerEarth_NormalNRM_6K.jpg
Use Normal Map
Mapsプロパティに地球テクスチャを設定

テクスチャを設定すると白い球体が地球に変化します。

白い球体が地球に変化
Mapsプロパティ解説

オブジェクトに異なる種類のテクスチャをマッピングすることで、リアルなディテールを追加できる機能です。

プロパティ詳細
Diffuse(拡散)色やパターンを設定できます
Glossiness(光沢)光沢の度合いを制御できます
Illumination(照明)光(照明など)が発せられるような効果を作り出します
Bump(バンプ)細かい凹凸を追加できます
Use Normal Map Layerノーマルマップのテクスチャを使う場合チェックを入れます

STEP6:ライトの作成と移動

ライトを作成して、地球に影を落としてください。

リアルな影を表現したい場合は、ライトの種類は『平行』がおすすめです。

カラーや強度は初期設定のまま進めますが、制作したいものに合わせて適宜変更しましょう。

ライト(太陽)を追加

以下の画像のようにライトが追加されたら、コンポジションパネルでライトの位置を変更してください。

ライトがコンポジションパネルに追加

今回は、地球の左半分に影を落とします。

CTRL(mac:command)を押しながらライトを移動させることで、影の落とし方を変更することができます。

作業の邪魔になる場合があるので、ライトを範囲外に配置しておくのがおすすめです。

ライトを端に移動

プロパティパネルからライトの位置を変更することもできます。

プロパティパネルからライトの位置を変更

STEP7:ORBのプロパティを変更

エフェクトコントロールパネルから、平面レイヤー(地球)に適用されているORBのプロパティを変更してください。

次で解説する街の照明の追加で分かり易くするため設定なので、変更しなくても大丈夫です。

プロパティ変更後
Rotation Y0×-88°
Rotation Yを変更

これで影の落ちているリアル地球の完成です。

街の照明がない地球
ORB基本プロパティ6つ解説

主に球体のサイズや位置、回転等を制御する機能です。

プロパティ詳細
3D Object『Sphere(球体)』か『hemisphere(半球)』を設定できます
Radiusオブジェクトのサイズを変更できます
Positionオブジェクトの位置を変更できます
Rotation XオブジェクトをX軸に対して回転できます
Rotation YオブジェクトをY軸に対して回転できます
Rotation ZオブジェクトをZ軸に対して回転できます

地球に街の照明を追加しよう

これではまだ味気ないので、地球に街の照明を追加しましょう。

STEPは1つだけで簡単にできます。

STEP
MaterialにあるIlluminationから照明を追加

STEP1:MaterialにあるIlluminationから照明を追加

エフェクトコントロールパネルから、平面レイヤー(地球)に適用されているORBの『Material』にある『Illumination』を変更してください。

プロパティ変更後
Illumination1.50
Illuminationプロパティの数値を変更

変更すると影が落ちている場所に街の照明が追加されます。

※一部影が落ちていな部分に照明が追加されていますが、別プロパティを変更することで調整できます。

光の色を変更したい場合は『Illumination Color』のカラーパレットから設定しましょう。

地球に街の照明を追加
Illumination解説

オブジェクトから光(照明など)が発せられるような効果を作り出す機能です。

数値を上げると発せられる光が明るくなります。


以上で、解説を終わります。

まとめ

第1回は、ORBプラグインを使って簡単に地球を作る方法と街の照明を追加する方法の解説でした。

最後に、今回のおさらいです。

『ORB』は、テクスチャを適用するだけで誰でも簡単に地球や惑星を作ることができるプラグインです。

さらに、ライトを加えるだけで地球に影を落とすことができ、よりリアルな惑星を再現できます。

ORBで地球や惑星を作成して、SFチックなかっこいい映像を作ってみましょう。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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