【After Effects】第4回:無料プラグイン『ORB』で使い方を学びながら宇宙を作ろう – Video Copilot
Video Copilot公式ORBチュートリアル動画を参考にしてしています。
画像をクリックするとチュートリアル動画に移動します
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どうも、YUです。
無料プラグイン『ORB』は、解説すると長くなるため4回に分けて掲載します。
第4回は、ORBプラグインを使って宇宙を作成する方法の解説です。
なるべく操作回数を少なくして、簡単にリアルな地球を作れるように進めていきます。
『とりあえず作りたい!!』という方のために、各STEPの最初に操作方法を掲載しています。
プロパティやエフェクトの機能を詳しく知りたい方は、アコーディオンをクリックして内容を確認してください。※同記事内で解説したものは再度解説しませんのでご了承ください。
- 無料プラグイン『ORB』の使い方を知りたい
- 星のある宇宙を作りたい
第1~3回でリアルな地球を作りましたが、宇宙に星がないと寂しいですよね。
今回はORBプロパティの変更とAfter Effectsの標準エフェクトを使って、星のある宇宙を作る方法を解説します。
では、やっていきましょう。
星のある宇宙をつくろう
地球だけでは映えないので、星のある宇宙を作りましょう。
宇宙を作る方法はたくさんありますが、ここではORBプラグインと星テクスチャーを使う方法を解説します。
STEP1:星テクスチャを読み込む
ORB公式ページまたはFlashbackでダウンロードした『星テクスチャ(Stars_1K.jpg)』をAfter Effectsに読み込ませてください。
※第1回目で使用した地球テクスチャと一緒のフォルダに入っています。
次に、『星テクスチャ』をタイムラインパネルにドラッグ&ドロップして、コンポジションに追加します。
作業の邪魔になるので左にあるをクリックして、読み込んだテクスチャを非表示にしておきましょう。
STEP2:宇宙をつくるための平面レイヤー(宇宙)を作成
星のある宇宙をつくるための平面レイヤー(宇宙)を作成してください。
これまでに作成してきた平面レイヤーと同じ設定にしましょう。
STEP3:ORBを適用
エフェクト&プリセットパネルから『ORB』を検索して、先ほどの作成した平面レイヤー(宇宙)に適用してください。
この時、平面レイヤー(宇宙)のみ表示させておくと編集しやすいです。
適用するとコンポジションパネルに白い球体が生成されます。
平面レイヤー(宇宙)、平面レイヤーで一番下に配置しておきましょう。
STEP4:『Maps』に星テクスチャを設定
エフェクトコントロールパネルでORBの『Maps』内にある『Diffuse』に星テクスチャを設定してください。
プロパティ | 変更後 |
---|---|
Diffuse Layer | Stars_1K.jpg |
設定すると球体に白い星のようなものが表示されます。
※わかりやすくするために透明グリッドを有効にしています。
Diffuse Layerプロパティ解説
テクスチャなどの画像ソースを使用することで、オブジェクト表面の色やパターンを設定する機能です
球体に対応したテクスチャ等が必要になります。
ない場合は、描写が崩れますので必ず対応したテクスチャを用意しましょう。
STEP5:『Advanced Options』にある『Unlit Only』にチェック
『Material』の『Advanced Options』内にある『Unlit Only』にチェックしてください。
プロパティ | 変更後 |
---|---|
Unlit Only | Unlit Only |
チェックを入れるとライトが適用されなくなり、球体にいくつかの星が表示されます。
Unlit Only解説
ライトの適用の有無を変更する機能です。
チェックを入れることで、ライトを無視してオブジェクトを表示させることができます。
STEP6:『Radius』と『Surface』を変更
『Radius』と『Surface』を変更してください。
プロパティ | 変更後 |
---|---|
Radius | 30000 |
Surface | Back(Allでも可) |
変更すると球体の内側にテクスチャが設定されて、サイズが大きくなることで宇宙空間になります。
この時点では、星が伸びたりぼやけていますので次のステップで修正しましょう。
Radius/Surfaceプロパティ解説
どちらも球体本体の表示に関する機能です。
プロパティ | 詳細 |
---|---|
Radius | 球体のサイズを設定できます 数値が大きくなるほどサイズが大きくなります |
Surface | テクスチャ等を球体の表、裏のどこに表示させるか設定できます 『All(両方)』『Front(表)』『Back(裏)』の3つから選択できます |
STEP7:『UV』にある4つのプロパティを変更
『UV』にある『UV Type』『UV Repeat X』『UV Repeat Y』『UV Rotation』の4つのプロパティを変更してください。
プロパティ | 変更後 |
---|---|
UV Type | Box |
UV Repeat X | 4.00 |
UV Repeat Y | 4.00 |
UV Rotation | 0x+30 |
変更すると一面に星が表示されます。
最後にすべての平面レイヤーを表示させて、地球と宇宙の完成です。
UVプロパティ解説
テクスチャをどのように表示させるかを設定する機能です。
プロパティ | 詳細 |
---|---|
UV Type | テクスチャの表示方法を変更します 『Spherical』『Box』『Plane XY』『Plane XZ』『Plane ZY』の5つから選択できます |
UV Repeat X | UVを数値分X軸に繰り返し表示させます 数値が増えるほどX軸に繰り返し表示させます |
UV Repeat Y | UVを数値分Y軸に繰り返し表示させます 数値が増えるほどY軸に繰り返し表示させます |
UV Rotation | UVを回転させます 数値が増えるほど回転が大きくなります |
宇宙に光源を追加しよう
このままだとまだ味気ないので、宇宙に光源を追加してみましょう。
テクスチャを使う方法が一番簡単で手っ取り早いですが、汎用性が低いと感じたのでAfter Effectsの標準エフェクトを使った方法を解説します。
STEP1:光源を作るための平面レイヤー(光源)を作成
光源を作るための平面レイヤー(光源)を作成してください。
これまでに作成してきた平面レイヤーと同じ設定にしましょう。
STEP2:『グラデーション』エフェクトを適用
エフェクト&プリセットパネルから『グラデーション』を検索して、先ほど作成した平面レイヤー(光源)に適用してください。
この時、その他の平面レイヤーに影響を及ぼさないためにも平面レイヤー(宇宙)の上に配置しておきます。
さらに、後ろの平面レイヤーに透過させるため描写モードを『スクリーン』に変更しましょう。
光源以外の平面レイヤーを非表示にすると編集しやすいです。
『グラデーション』の『グラデーションの開始』『開始色』『グラデーションの終了』『終了色』『グラデーションのシェイプ』の5つプロパティを変更してください。
今回はライトが右にあるので、宇宙の右側に光源があるように設定させます。
設置したライトの位置によって、『グラデーション』エフェクトのプロパティを適宜変更しましょう。
プロパティ | 変更後 |
---|---|
グラデーションの開始 | 8000,540 |
開始色 | 0044FF |
グラデーションの終了 | 580,540 |
終了色 | 00000 |
グラデーションのシェイプ | 放射状 |
変更すると、宇宙の右側に青い光源が追加されます。
最後に、すべての平面レイヤーを表示させてリアルな地球と光源のある宇宙が完成です。
グラデーションエフェクト解説
2色のグラデーションつくるエフェクトです。
プロパティ | 詳細 |
---|---|
グラデーションの開始 | グラデーションの開始位置を設定します |
開始色 | 開始位置から表示する色を設定します |
グラデーションの終了 | グラデーションの終了位置を設定します |
終了色 | 終了位置から表示する色を設定します |
グラデーションのシェイプ | グラデーションの表示方法を変更します 『直線状』『放射状』の2つから選択できます |
以上で、第4回目の解説は終わりです。
こちらでこのシリーズは終了になりますが、今後時間があればアニメーション方法の解説もできたらと考えています。
つたない文章で分かりにくいところがあったかもしれませんが、長い間ご覧いただきありがとうございました。
まとめ
第4回は、ORBプラグインを使って宇宙を作成する方法の解説でした。
最後に、今回のおさらいです。
『ORB』は、テクスチャを適用するだけで誰でも簡単に地球や惑星を作ることができるプラグインです。
宇宙を作る方法は、After Effectsの標準エフェクトや別プラグインで表現できますが、ORBプラグインと星テクスチャがあれば簡単に作ることができます。
汎用性も高く何にでも使うことができるので、ぜひ活用してみてください。
ORBで地球や惑星を作成して、SFチックなかっこいい映像を作ってみましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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