Premiere Proの自動文字起こしで使えるおすすめ便利機能5つ
どうも、YUです。
今回は、Premiere Proの自動文字起こしで使えるおすすめ便利機能を解説します。
- 自動文字起こしで使える便利機能を知りたい
- キャプションの入力作業を効率化させたい
少しでも楽したい、効率を上げたい、自動文字起こしをもっと便利に使いたいと思っている方に、ぜひ見てもらいたい記事です。
もしかすると、悩みを解決できる機能が見つかるかもしれません。
自動文字起こし機能の使い方を知りたい方は、下記の記事を参照してください。
自動文字起こしの便利機能
自動文字起こしで使える便利な機能を5つ解説します。
バージョンによっては使えない機能や操作方法が変更されている可能性があります。
機能が使えない場合は、バージョンアップまたはダウンを試してみてください。
テキスト検索・置換
テキストを検索して、文字を置き換えることができる機能です。
一括ですべての文字を置き換えることもできます。
使い方
文字起こし欄またはキャプション欄の検索ボックスに文字を入力すると、入力した文字が強調表示されます。
文字を置き換える場合は、次を置換 : の右隣にあるテキストボックスに変更したい文字を入力して、『置き換え』、『すべてを置換』ボタンのどちらかをクリックすると変更されます。
文字が変換されていれば完了です。
文字起こし欄で変更する場合は、検索と置き換えはできますが、一括で置き換えができません。
※私の環境だとすべてを置換ボタンはありますが、変更できませんでした。
キャプション欄で変更する場合は、検索、置き換え、一括で置き換えができます。
グラフィック欄の場合は、検索はできますが置き換えができません。
テキスト削除と動画カット&コピー
テキストを削除すると、連動してタイムラインにあるクリップを削除またはコピーできる機能です。
使い方
文字起こし欄の検索ボックスの右隣りにある、『インとアウトポイントを自動設定』アイコンを選択します
削除したい文字をドラッグで範囲選択します。
文字をドラッグで範囲選択すると、タイムラインにインとアウトポイントが設定されてクリップの一部も選択されます。
範囲選択された文字を右クリックすると、メニューが出てきます。
『カット(抽出)』、『削除(リップル)』、『削除』のどれかを選択すると、範囲選択された文字が削除、分割されます。
選んだ方法によっては、タイムラインにあるクリップの状況も変化します。
クリックすることで詳細が確認できます。
カット(抽出)
タイムラインパネルの再生ヘッドに合わせて、カットしたクリップを張り付けることができます。
文字起こし欄にも、張り付けたクリップが文字起こしされます。
削除(リップル)
削除されたクリップの空白がなくなります。
削除
クリップを削除するのみで空白ができたままになります。
無音検知・削除
喋り始めや終わり、息継ぎなどの無音を自動的に検知して削除できる機能です。
使い方
文字起こし欄の検索ボックスの右隣りにある、『インとアウトポイントを自動設定』アイコンを選択しておきます。
[
]が無音の状態を表しています。※Premiere Proでは一時停止と表記されています。
[
]をクリックすると無音状態の秒数が表示され、選択した状態でDeleteキーを押すことで無音を削除することができます。[
]が表示されていない場合は、テキストパネルの文字起こし欄右下にある、[ ]をクリックすることで表示できます。[
]をクリックすると、タイムラインパネルにあるクリップの無音部分も選択されます。文章の間の[
]を削除すると、文字起こし欄の文章が分割されます。同じくタイムラインパネルのクリップも無音部分が削除されて、空白を開けずに分割されます。
スピーカー(話者)検知・変更・編集
声質を判別してスピーカーを区別する機能です。
使い方
スピーカーを区別するための設定を環境設定から行います。
文字起こしの『自動文字起こし』欄にある、スピーカーのラベル付け:を『はい、スピーカーを区別します』に設定します
文字起こしをすると、自動的にスピーカーを区別してくれるようになります。
このままだと、スピーカーの名前変更や追加などの設定ができないため、左上の『3点リーダー』をクリックしてメニューを開き、『静的な文字起こしを生成』を選択します
静的な文字起こしを生成ウィンドウが開きます。
変更する箇所は、オーディオ分析欄のみです。
トラック上のオーディオを設定するのですが、基本的には『ミックス』を選択すれば大丈夫です。
オーディオ1はタイムラインパネルにあるオーディオ1があるために表示されています。
タイムラインパネルに素材が多くあれば、オーディオ2、3なども表示されます。
生成終了後、スピーカー名の左に『3点リーダー』が表示されます。
『3点リーダー』をクリックするとメニュが表示されて、スピーカー名を変更、編集できます。
『スピーカー名を編集』を選択すると、スピーカーを編集ウィンドウが出てきます。
スピーカー名を編集したり、追加することができます。
変更、追加をしたら『保存』ボタンを押して完了です。
現在、キャプションを生成するとスピーカーごとに分割さません。
主な使い方は、スピーカーごとに分かれているので、範囲選択でインとアウトポイントを設定する機能を使い、キャプションクリップの長さを調整したりなどに活用できます。
Beta機能:フィラー(繋ぎ言葉)検知・削除
現在、Premiere ProのBeta版(24.1)には、『あのー』、『えーと』といったようなフィラーを自動的に検知して、削除する機能があります。
日本語のフィラーは、検知精度がまだ低いのであまり使えません。
正式版に搭載されたら解説します。
以上で、解説を終了します。
まとめ
Premiere Proの自動文字起こしで使えるおすすめの便利機能を解説しました。
最後に、今回のおさらいです。
- テキスト検索・置換
- テキスト削除と動画カット&コピー
- 無音検知・削除
- スピーカー(話者)検知・変更・編集
- Beta機能:フィラー(繋ぎ言葉)検知・削除
テキストの検索や置き換え、無音検知はかなり使う機能です。
自動文字起こし機能の使い勝手はどんどん良くなり、新機能も増えています。
自動文字起こしが慣れてきたら、便利機能もどんどん使っていきましょう。
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