【2024年版】Premiere Proの環境設定を変更して快適に動画編集をしよう
どうも、YUです。
今回は、2024年版Premiere Proおすすめの環境設定について解説します。
- Premiere Proを使いやすくしたい
- Premiere Proの動作を軽くしたい
環境設定をしっかりしておくと、作業効率、操作性、パフォーマンスなどが格段に上がります。
ずっと使い続ける設定になると思いますので、自分に合った設定をしましょう。
必ずしもこの記事に記載している設定が良いとは限りません。
使っていて不便に感じたり、不具合等が生じた場合は設定をもとに戻しましょう。
Premiere Proの使い方や別のおすすめ設定が知りたい方は、以下の記事を参照してください。
環境設定の操作方法
編集 → 環境設定 → 各種設定のどれか1つを選択して、『環境設定』を開きます。
環境設定の左端ある項目から各種設定を変更することもできます。
設定を変更したらOKクリックして、忘れずに保存しましょう。
自動保存
プロジェクトファイルの自動保存に関連する設定です。
フリーズでソフトが落ちた場合にデータを復旧することができます。
Premiere Proは4K動画やRAW画像、音楽など重たいデータを扱うことが多いためソフトが落ちやすいので、必ず設定しておきましょう。
自動保存の間隔
『自動保存の間隔』の数字を変更してください。
初期設定では保存の間隔は5分になっています。
短すぎてもあまり意味がなく、PCが重くなるだけなので『10~20分』に変更しておきましょう。
プロジェクトバージョンの最大数
『プロジェクトバージョンの最大数』の数字を変更してください。
初期設定では自動保存するプロジェクトファイルは20に設定されています。
自身のPCスペックに合わせて適宜変更しましょう。
容量が少ないPCは5~10程度に変更することをお勧めします。
プロジェクトバージョンの最大数
自動保存するプロジェクトファイルの最大数のことです。
最大数を超えると、新しいファイルが保存されるたびに古いファイルを消してくれます。
メディアキャッシュ
メディアキャッシュという一時ファイルを生成して保存することで、再生または編集する際のパフォーマンスを向上させる設定です。
メディアキャッシュファイル
メディアキャッシュファイルの保存先と削除方法を解説します。
ここでは、メディアキャッシュの削除方法とやらないほうが良い設定も学んでおきましょう。
『可能であれば.cfaおよび.pekメディアキャッシュファイルを元のメディアファイルの隣に保存』にを入れないようにしましょう。
素材ファイルを入れてあるフォルダに、キャッシュファイルがどんどん溜まって管理が大変になります。
メディアキャッシュ
メディアキャッシュファイルは、動画やオーディオ素材を読み込むときにより高速にアクセスできるように一時保存されたサポートファイルです。
元となる素材ファイルを一度読み込むと作成されます。
メディアキャッシュファイルは元のファイルと別物ですので、間違えて消さないようにしましょう。
メディアキャッシュファイルのメリットとデメリットついては以下になります。
メディアキャッシュファイルの保存先
『場所:パス』の参照…をクリックして、保存場所を変更してください。
OSが入っているドライブに入れるとPCが重くなる可能性があるので、別のドライブ(HDDやSSD)に保存することをおすすめします。
メディアキャッシュファイルの削除
『メディアキャッシュファイルを削除』の削除…をクリックしてください
『メディアキャッシュファイルを削除』ウィンドウが出てきたら、以下の2つから選択しましょう。
削除方法 | どちらがいいか |
---|---|
未使用のメディアキャッシュファイルを削除 | 未使用のメディアキャッシュを削除してPCのパフォーマンスを改善できます。 作業中にPCが重くなったり、フリーズ・クラッシュしたらこちらを選択しましょう。 |
すべてのメディアキャッシュファイルの削除 | メディアキャッシュファイルをすべて削除します。 すべての作業が終了したらこちらを選択しましょう。 |
最後にOKをクリックすると削除されます。
メディアキャッシュデータベース
『メディアキャッシュデーベース』の参照…をクリックして、保存場所を変更してください。
OSが入っているドライブに入れるとPCが重くなる可能性があるので、別のドライブ(HDDやSSD)に保存することをおすすめします。
メディアキャッシュデータベース
キャッシュされたファイルの情報を追跡し、管理するための機能です。
キャッシュファイルの効率的な管理とアクセスを可能にすることで、必要なキャッシュファイルを素早く見つけ出し、プレビューやレンダリングを高速化できます。
メモリー
Premiere Pro用にメモリーをどれだけ確保するかの設定です。
Premiere Proは大量のファイルやエフェクトを使用するとたくさんのメモリを使用ため、Adobe公式の必要システム構成では最小仕様は8GB、推奨仕様は16GB、4K動画を扱う場合は32GBになっています。
初めから多くのメモリーを確保して、フリーズやクラッシュを最小限に抑えましょう。
以下の公式URLから必要システム構成の詳しい内容が見れます
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/system-requirements/previous-versions.html
他のアプリケーション用に確保するRAM
『他のアプリケーション用に確保するRAM』の数値を変更してください。
システムに搭載されているRAMの2割から3割程度割り当てるのがおすすめです。
他のアプリケーション用に確保するRAMが少なすぎるとWindowsのシステムが不安定になったり、多すぎるとPremiere Proのパフォーマンスが低下してしまいますので、自身のPCに合わせて変更しましょう。
タイムライン
ライムラインやシーケンス(動画や音声などの素材が並んだ編集データ)に関連する設定です。
ビデオトランジションのデフォルトデュレーション
『ビデオトランジションのデフォルトデュレーション』の数値を変更してください。
ビデオトランジションのデフォルトデュレーションは30フレームですが、あまり長くても意味がないので15フレームくらいにしておきましょう。
ビデオトランジション
シーンチェンジのアニメーションをつける効果のことです。
終了まで再生後、再び再生する際に先頭に戻る
『終了まで再生後、再び再生する際に先頭に戻る』のを外してください。
長い動画編集になると、意外と煩わしいのでを外しておきましょう。
プレビューのレタリング後に再生
『プレビューのレタリング後に再生』のを外してください
いちいちレンダリング後に再生されるのは煩わしいのでicon class=”fa-solid fa-square-check”]を外しておきましょう。
文字起こし
自動文字起こしに関連する設定です。
この機能はとても優秀で、動画編集で字幕やキャプションを入れる作業にかかる時間を大幅に削減してくれます。
クリップを自動文字起こし
『クリップを自動文字起こし』にを入れてください。
シーケンスにクリップ(素材)を入れると自動で文字起こししてくれるようになります。
自動文字起こしに興味のある方は、下の記事をご参照ください。
自動文字起こし
動画内の音声をテキストに変換し、字幕やキャプションとして動画に追加することができる機能です。
まとめ
Premiere Pro環境設定についての解説になります。
最後に、今回のおさらいです。
Premiere Proを初期設定のまま使うのは、とってもったいないです。
環境設定を変更することで、操作性やパフォーマンスを向上させることができます。
この記事を参考にして、ご自身にあった環境設定にしていきましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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