【Premiere Pro】『レスポンシブデザイン – 位置』を使ってテロップの背景を自動で調整しよう
どうも、YUです。
今回は、レスポンシブデザイン – 位置を使ってテロップの背景を自動で調整する方法を解説します。
- 『レスポンシブデザイン – 位置』の使い方を知りたい
毎回、テロップを作成する際に、背景のサイズや位置を手動で調整していませんか。
『レスポンシブデザイン – 位置』を使うことで、複雑なテロップのデザインでも背景を自動で調整することができます。
難しいと思われがちですが、覚えれば操作は簡単で効率的に編集作業ができるようになるため、ぜひ使ってみてください。
エッセンシャルグラフィックスについて知りたい方は、以下の記事も一緒のご覧ください。
レスポンシブデザイン – 位置とは
レスポンシブデザイン – 位置は、テキスト、シェイプ、画像などのレイヤーに親子関係を設定して、親レイヤーの高さや幅、位置に対応して子レイヤーのデザインを自動で調整する機能です。
『レスポンシブデザイン – 位置』を扱うことができると、デザインを崩さず凝ったテロップや字幕、タイトルを繰り返し使うことができます。
Premiere Pro での『親子関係』とは、ある要素(親)の動作や特性が他の要素(子)に影響を与えるような関係を指します。
分かりやすく説明すると、テキストレイヤー(親)の位置やサイズを変更すると、それにリンクしたシェイプレイヤー(子)も同じように変更されます。
親子関係を設定すると複数の要素を一括で動かすことができ、効率的な編集作業が可能になります。
レスポンシブデザイン – 位置の使い方
5つのSTEPに分けて解説していきます。
STEP1:テロップと背景を作成
テキストとシェイプレイヤーでテロップのデザインを作成します。
この時に作成したものは同じレイヤーに配置してください。
ここでは、親レイヤーがテキスト、子レイヤーがテロップ背景とします。
STEP2:背景をレスポンシブデザインにする
子レイヤーのテロップ背景を選択した後、『追従』のドロップダウンリストから親レイヤーとなるテキストを選択します。
これでテキストとテロップ背景が親子関係になります。
STEP3:自動で調整する方向を選択
子レイヤーを選択したまま、右端の赤枠で囲まれた図形から四方にあるT字アイコンをクリックして、自動で調整する方向を選択します。
T字アイコンは、子レイヤーを親レイヤーのどの位置に固定するのかを決めるもので、青色になると有効になります。
今回は全体的に広がるようにするため、T字アイコンをすべて選択します。
真ん中の四角をクリックすると、一括でT字アイコンを選択することもできます。
すべて選択されると、プログラムパネルに表示されているレイヤーにもT字アイコンが追加されます。
STEP4:テキストを編集
親レイヤーであるテキストレイヤーを選択して編集します。
文字数を増やしても改行しても、背景が自動で調整されます。
サイズを変更しても位置を変更しても、背景は自動で調整されます。
STEP5:モーショングラフィクステンプレートとして保存
『グラフィックとタイトルタブ』から『モーショングラフィクステンプレートとして書き出し…』を選択します。
モーショングラフィクステンプレートとして書き出しパネルが表示されたら、名前や保存先を決めて『OK』ボタンをクリックします。
エッセンシャルグラフィックスのマイテンプレートに保存したテロップデザインが追加されます。
これでマイテンプレートから繰り返しテロップが使えるできるようになります。
レスポンシブデザイン-位置をつかったテロップは、スタイルとして保存しても有効にはならないので、モーショングラフィクステンプレートとして保存しましょう。
以上で、解説を終了します。
まとめ
Premiere Proのレスポンシブデザイン – 位置を使ってテロップの背景を自動で調整する方法を解説しました。
最後に、今回のおさらいです。
レスポンシブデザイン – 位置は、エッセンシャルグラフィックスパネルにある機能の1つです。
レスポンシブデザイン – 位置を使うことで、テキストに合わせて背景が自動で調整するテロップデザインを作成することができます。
作業効率アップにもなりますので、ぜひ使えるようにしておきましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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