【Blender入門】おすすめ初期設定10選【Vol.2】

Blenderおすすめ初期設定10選の記事のアイキャッチ

どうも、YUです。

Vol.2は、Blenderの使っていく上で大切な初期設定について解説します。

この講座で学べること
  • Blenderのおすすめの初期設定を知りたい

この講座では、Blenderで最初に変更するべき快適になる初期設定を10個まとめてみました。

デフォルトで使用していると、作業効率の悪い設定やパフォーマンスが出せない場合があります。

まずは、Blenderを本格的に動かす前に初期設定を見直しておきましょう。

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目次

環境設定(Preference)の出し方

Blender4.1・日本語で進めていきます。

まず初めに、設定パネルの起動方法です。

Blenderの設定を変更する際は、メニューの編集プリファレンス…をクリックしてください。

※英語の場合はEditPreference…から開くことができます。

Blenderプリファレンスの起動方法

快適になる初期設定10選

Blenderの操作・パフォーマンスが快適になる初期設定を解説します。

以下の設定項目を変更しましょう。

快適になる初期設定10選
  1. 新規データのチェックを外す
  2. テンキーを模倣にチェックを付ける(テンキーがない人のみ)
  3. 選択部分を中心に回転にチェックを付ける
  4. 自動透視投影のチェックを外す
  5. 自動深度にチェックを付ける
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以上、快適になる環境設定10選です。

た分からないことが多いと思いますが、まずは変更だけでもしてみてください。

新規データのチェックを外す

インターフェース欄にある翻訳から新規データを外してください。

新規データのチェックを外す

Blenderで作成したデータを別の3DCGソフトで読み込むと、エラーや文字化けの原因になるため外しておきましょう。

テンキーを模倣にチェックを付ける(テンキーがない人のみ)

入力欄にあるキーボードからテンキーを模倣を付けてください。

テンキーを模倣にチェックを付ける

キーボートの数字キーをテンキーの代わりに使えるようになります。

テンキーは、視点の切り替えでよく使用するので、テンキーのついていないPCやキーボードを使っている人は変更することをお勧めします。

選択部分を中心に回転にチェックを付ける

視点の操作欄にある周回とパンから選択部分を中心に回転を付けてください。

選択部分を中心に回転にチェックを付ける

マウスのホイールボタンで視点を回転する時に、選択した部分を中心に視点を回転してくれるようになります。

自動透視投影のチェックを外す

視点の操作欄にある周回とパンから自動透視投影チェックを外してください。

透視投影のチェックを外す

透視投影にチェックが入ったままだと、視点を移動・回転させた時に、自動的に透視投影に切り変わってしまいます。

勝手に透視投影になるのは、逆に使いにくいので無効化がお勧めです。

透視投影と平行投影

透視投影は、人間の目で見たときのような遠近感を持たせた投影方法です。

遠くにあるオブジェクトは小さく、近くにあるオブジェクトは大きく見えます。

透視投影

自動深度にチェックを付ける

視点の操作欄にある周回とパンから自動深度を付けてください。

深度にチェックを付ける

オブジェクトにズームして近づくと、ある距離まで近づくと急にズームがしにくくなります。

自動深度を付けることで、一定の距離でズームできるようになるので、やっておきましょう。

マウス位置でズームのチェックを外す

視点の操作欄にある周回とパンからマウス位置でズームを外してください。

マウス位置でズームのチェックを外す

詳細シェーディングパイメニューアイテムにチェック

キーマップにあるプリファレンスから詳細シェーディングパイメニューアイテムを入れてください。

詳細シェーディングパイメニューアイテムにチェック

チェックを入れると、ショートカットキーZのシェーディングの切り替えで『オーバーレイ切り替え』『透過表示を切り替え』が追加されます。

シェーディングのショートカットが追加

シェーディングに関しては次回以降の講座で解説するので、こういうのがあるというこだけ覚えておきましょう。

オーバーレイ切り替え

オーバーレイとは、3Dビューで追加情報や補助ツールを表示するための機能です。

オーバーレイを切り替えることで、グリッド線やガイド線などを消すことができます。

透過表示を切り替え

透過表示を切り替えることで、オブジェクトの後ろにある別のオブジェクトやオーバーレイが透過して表示されるようになります。

Cyclesレンダーデバイスを設定する

BlenderのCycles(現実に近いレンダリング方法)をどのように処理するか変更できる項目です。

システム欄にあるCyclesレンダーデバイスからなしCUDAOptiXHIPoneAPIMetal(画像にはありませんがmacOSを使用している場合)の6つから選択することができます。

Cyclesレンダーデバイスを設定

お使いのGPUによって選択できる項目が違いますので、以下のテーブルから確認して変更してください。

Cyclesレンダーデバイス使用しているGPU
なしなし
CUDANvidia製GPU GTXシリーズ
OptiXNvidia製GPU RTXシリーズ
HIPAMD製 RX and Proシリーズ
oneAPIIntel製GPU Arcシリーズ
MetalApple製 Mチップ搭載PC(Intel版は×)
Cyclesレンダーデバイスの詳細

ここに書いていないGPUをお使いの場合は、なしを選択しましょう。

以下のタブを切り替えると、詳細を操作方法を確認できます。

主にGPUを搭載していないPCをお使いの場合は、こちら選択してください。

なしを選択した場合は、CPUを使ってCyclesレンダーを処理します。

CPUとGPU

Cyclesレンダーデバイスでは、CPUとGPUにを入れることができます。

古いGPUを使用している方は、CPUにもを入れることで処理が早くなる場合がありますが、基本的にはチェックを付けないでおきましょう。

アンドゥ回数を変更する

システム欄にあるメモリーと制限からアンドゥ回数をお好みで変更して下さい。

アンドゥとは、前に操作した状態に戻す機能です。

モデリング作業などで前の状態に戻したいことが結構あります。

デフォルトは32回前まで戻せますが、60から100くらいに変更しておきましょう。

アンドゥ回数を変更
アンドゥ回数の注意点

ただし、メモリー(RAM)のスペックに依存する機能なので、回数を増やしすぎると動作が重くなる可能性があります。

メモリー容量の少ないPCをお使いの方は、回数を増やしすぎないようにしましょう。

自動保存の間隔を変更

デフォルトでオンになっていますが、自動保存チェックが外れている方はチェックを付けてください。

基本的に、2分から10分程度で自動保存を設定しておきましょう。

自動保存の間隔を変更

自動保存チェックを入れておけば、定期的に作業内容を保存し、データの損失を防ぐことができます。

変更した設定の保存方法

設定を変更したら、すぐに保存しましょう。

左下にあるプレファレンスを保存をクリックすると、設定を保存できます。

プレファレンスを保存をクリック

またはをクリックしてから、プリファレンスを保存をクリックすることでも保存が可能です。

ハンバーガーメニューからプレファレンスを保存をクリック

プリファレンスを自動保存

Blenderには、自動で設定を保存してくれる機能が搭載されています。

デフォルトでオンになっていますが、プリファレンスを自動保存チェックが外れている方はチェックを付けておきましょう。

左下にあるをクリックしてから、プリファレンスを自動保存チェックを付けることで有効化できます。

プリファレンスを自動保存にチェック

変更した設定をもとに戻す方法

設定を戻す方法は、保存したプリファレンスに戻す初期プリファレンスを読み込むの2つありますが、機能が全く違うので、ここで確認しておきましょう。

保存したプリファレンスに戻す

初期化はしたくないけど1つ前の環境設定に戻りたい場合は、左下にあるをクリックしてから、保存したプリファレンスに戻すをクリックしてください。

保存したプリファレンスに戻すをクリック

ただし、保存が完了してしまうと、戻れなくなってしまうので注意しましょう。

初期プリファレンスを読み込む

環境設定を完全に初期化したい場合は、左下にあるをクリックしてから、初期プリファレンスを読み込むをクリックしてください。

初期プリファレンスを読み込むをクリック

以上で、Vol.2の講座は終了です。

Vol.3の講座は、Blenderの基本操作について解説します。

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