【After Effects】無料プラグイン『Saber』の使い方・テキストやマスクを光らせて合成しよう – Video Copilot

無料プラグイン『Saber』の使い方。テキストやマスクを光らせて合成しよう記事のアイキャッチ

どうも、YUです。

今回は、『Saber』の基本的な使い方やテキストやマスクを光らせて合成する方法を解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 無料プラグイン『Saber』の使い方を知りたい
  • テキストやマスクを光らせたい

『ライトセーバーやビームを簡単に作成したい』『テキストを光らせてSFチックなタイトルを作成した』と思っている方が多いと思います。

Saberそんな方にはおすすめのプラグインです。

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目次

Saberとは

Video Copilotが提供する『Saber』は、ライトセーバーやレーザービームなどを簡単に作成できるAfter Effectsの無料プラグインです。

Saberは適用するだけで誰でも簡単にライトセーバーやレーザービームの光を作ることができ、プロパティ(エフェクトの項目)を変更することで炎や雷、ネオンなどのエフェクトも作ることができます。

さらに、デフォルトを含む51種類のプリセットが収録されているので、自分でプロパティを調整しなくてもハイクオリティーな光を作ることもできます。

Saberエフェクトのパラメーター

Saberの基本的な使い方

After Effectのバージョンは24.0.3、Saberのバージョンは1.0.4.0を使用しています。

3つのSTEPに分けて解説していきます。

この記事では、コンポジットの作成やテキスト・シェイプレイヤー、マスク、平面の作成など基本的なAfter Effectの操作が必要になります。

After Effectsの使い方に不安がある方は、下記の記事を参照してください。

STEP1:平面レイヤーを作成

新規平面レイヤーを作成します。

見やすくするためにカラーは黒にしておきましょう。

サイズは作成したコンポジットのサイズと同じで大丈夫です。

平面レイヤーを作成

STEP2:平面レイヤーにSaberエフェクトを適用

エフェクト&プリセットパネルからSaberエフェクトを検索して、作成した平面レイヤーに適用します。

平面レイヤーにSaberエフェクトを適用

STEP3:Saberのプロパティを変更

エフェクトコントロールパネルからSaberのプロパティを変更して、光のサイズや強度などを調整してください。

プロパティの操作が難しい場合は『Preset』からお好みの光を選択して、プロパティを調整することで自分の作りたい光に近いものを作ることもできます。

プリセットによっては、再生すると雷や炎のように動くエフェクトもあるので確認しておきましょう。

コンポジションパネルにあるセイバー両端の赤い丸を動かすことで、位置を移動させることもできます。

赤い丸は『Core Start』と『Core End』と連動しているので、パラメーターの数値を変更することでも位置を移動させることができます。

Saberエフェクトのパラメーターを変更

テキストとマスクにSaberを適用

テキストレイヤーとマスクにSaberを適用することで、テキストやマスクの線に沿って光を作ることができます。

Saberエフェクトのパラメーターにある『Customize Core』の『Core Type』を変更することで適用できます。

SaberエフェクトにあるCusomize CoreのCore Typeを変更

『Core Type』は『Saber』『Layer Masks』『Text Layer』の3つの種類があります。

『Layer Masks』でマスク、『Text Layer』でテキストにSaberを適用できます。

Core Typeの種類3つ
  1. Saber:ライトセイバーやレーザーのような一直線の光を作成できます
  2. Layer Masks:長方形ツールやパスでマスクを作成して、自由に光を作成できます。
  3. Text Layer:テキストツールを使用して、テキストの形に光を作成できます。

Saber以外の種類を選択した場合は、手順が少し異なります。

それではやっていきましょう。

テキストにSaberを適用

テキストツールを使用して、テキストレイヤーを作成します。

テキストレイヤーを作成

平面レイヤーを作成したらSaberエフェクトを適用して、『Customize Core』の『Core Type』を『Text Layer』に変更します。

『Text Layer』のドロップダウンリストから先ほど作成したテキストレイヤーを選択します。

Customize CoreのCore TypeをText Layerに変更

光がテキストの形になっていれば完了です。

お好みで、Saberエフェクトのパラメーターを変更して、光のサイズや強度などを調整してください。

光がテキストの形になった後、パラメーターを変更

マスクにSaberを適用

平面レイヤーを作成して、長方形ツールやパスツールなどでマスクを作成します。

ツールでマスクを作成

作成したマスクありの平面レイヤーにSaberエフェクトを適用して、『Customize Core』の『Core Type』を『Layer Masks』に変更します。

Customize CoreのCore TypeをLayer Masksに変更

光がマスクの形になっていれば完了です。

お好みで、Saberエフェクトのパラメーターを変更して、光のサイズや強度などを調整してください。

エフェクト適用後でも、マスクを追加できます。

光がマスクの形になった後、パラメーターを変更

背景にSaberを合成

平面レイヤーにSaberエフェクトを適用すると、下層にある画像や動画などの背景レイヤーが見えなくなってしまいます。

『描写モードの変更』または『Render SettingsにあるComposite Settingsの変更』をすることで、背景に合成することができます。

描写モードの変更

描写モードを状況に合わせて変更することで、背景レイヤーと合成させることができます。

描写モードの変更は、背景レイヤーの色に合わせて合成するため、黒背景で表示される色とは違うものになります。

そのため、背景レイヤーに適した合成をしたい場合に使えます。

描写モードは『スクリーン』が一番違和感がないと思います。

適用方法は、Saberエフェクトを適用後にタイムラインパネルに表示されている平面レイヤーの描写モードから『スクリーン』を選択するだけです。

Saberを適用した平面レイヤーの描写モードをスクリーンに変更

背景画像に作成したSaberが合成されていれば完了です。

背景にSeberを合成

Render SettingsにあるComposite Settingsの変更

Saberエフェクトのプロパティ『Render Setting』にある『Composite Setteing』を『Transparent』にすることで合成させることができます。

こちらは具体的には合成ではなく透過で、黒背景で表示される色とほぼ同じになります。

そのため、背景に関係なく黒背景の時と同じ表示をさせたい場合に使います。

適用方法は、Saberエフェクトを適用後に『Render Setting』にある『Composite Setteing』のドロップダウンリスト

から『Transparent』を選択するだけです。

Render SettingにあるComposite SetteingをTransparentに変更

背景画像に作成したSaberが透過されていれば完了です。

背景にSeberを透過

以上で、解説を終わります。

まとめ

今回は、無料プラグイン『Saber』の使い方について解説しました。

最後に、今回のおさらいです。

『Saber』は、エフェクトを適用するだけで誰でも簡単に光を作ることができるプラグインです。

さらに、50種類のプリセットが収録されているので、プロパティの操作ができない方でもハイクオリティな光を作ることができます。

テキストレイヤーとマスクにSaberを適用することで、テキストやマスクの線に沿って光を作ることもできます。

Saberで作った光を画像や動画などに合成して、SFチックなかっこいい映像を作ってみましょう。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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